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STM32H742ラインは、Arm® Cortex®-M7(最大480MHz、倍精度浮動小数点ユニット内蔵)の性能を提供すると共に、動作時消費電力(Runモード)がSTM32F7シリーズの半分になっています。

性能

最大動作周波数480MHzでの実行時に、2400CoreMark / 1027DMIPSの性能を発揮し(Flashメモリからの命令実行、L1キャッシュによりゼロ・ウェイト・ステート命令実行時)、DSP命令と倍精度浮動小数点ユニットが、アプリケーションの幅を広げます。L1キャッシュ(Iキャッシュ16 KB + Dキャッシュ16 KB)により、外部メモリからも性能を落とすことなく命令を実行することができます。

電力効率

  • マルチパワー・ドメイン・アーキテクチャにより、低消費電力モードにおいて、電源供給領域の設定をドメインごとに変更できるため、電力効率を最適化できます。RunモードからStopモードまでの各モードでコアに供給する電圧を変えることのできる電圧スケーリング機能を備えたメイン・レギュレータに加え、内蔵のUSB物理層(PHY)に電源供給するUSBレギュレータやバックアップ・レギュレータを内蔵しています。
  • 275 µA/MHz(Typ.、VDD = 3.3 V、25 ˚C、RUNモード(ペリフェラルはオフ)の場合)
  • 2.95 µA(STANDBYモード(低消費電力モード)の場合)

グラフィックス

STM32H742は、Chrom-ARTグラフィックHWアクセラレータ™を搭載しており、CPU処理の2倍の速度でグラフィック・コンテンツを処理し、2D 画像データのコピーのほか、画像フォーマット変換や画像ブレンディング(半透過レベルでの画像ミキシング)などの追加機能をサポートします。このように、グラフィック・コンテンツの描画能力をChrom-ARTグラフィックHWアクセラレータで強化し、CPUの処理性能をアプリケーションのグラフィック処理以外に割り振ることができます。

内蔵機能

  • オーディオ : 専用オーディオPLL (2 PLL)個、全二重I²Sインタフェース(3ch)個、時分割多重(TDM)モードをサポートする新しいシリアル・オーディオ・インタフェース(SAI)、およびDFSDM(シグマ・デルタ・モジュレータまたはMEMSマイクロフォン用デジタル・フィルタ)
  • 通信インタフェース(最大35ch) : UART (最大12.5 Mbit/s、4ch)、USART (最大12.5 Mbit/s 、4ch)、ロー・パワーUART (1ch)、SPI (最大100 Mbit/s 、6ch)、デジタル・フィルタ機能搭載I²Cインタフェース(最大1 MHz 、4ch)、FD-CAN コントローラ(2ch)、SDIO (2ch)、USB 2.0フルスピード・デバイス/ホスト/OTGコントローラ(オンチップPHY内蔵)、USB 2.0ハイスピード/フルスピード・デバイス/ホスト/OTGコントローラ(オンチップ・フルスピードPHYおよびULPI内蔵)、イーサネット MAC、S/PDIF入力、HDMI-CEC、カメラ・インタフェース、シングル・ワイヤ・プロトコル・インタフェース、MDIOスレーブ
  • アナログ : 12 bit D/Aコンバータ( 2ユニット)、最大分解能16 bit(3.6 Mサンプリング/秒)の高速A/Dコンバータ (3ユニット)
  • タイマ(22本) : 16 bitおよび32 bitタイマ、16 bit高分解能タイマ(最大480 MHz動作)
  • メモリ拡張 : フレキシブル・メモリ・コントローラ(最大32 bitパラレル・インタフェース、Compact Flash、SRAM、PSRAM、NOR、NAND、およびSDRAMの各種メモリをサポート)、デュアル・モードQuad-SPI

STM32H742は、1~2 MBのFlashメモリと、192 KBのTCM RAM(高速性重視のルーチン用の64 KB ITCM RAMおよびデータ用の128 KB DTCM RAM)、432 KBのユーザSRAM、および低消費電力モード中にデータを保持するバックアップ・ドメインにある4 KBのSRAMという分散アーキテクチャを採用し、BGAおよびLQFPの100~240ピン・パッケージで提供されます。


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